熱分析システム


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<示差走査熱量計DSC600>
試料の温度変化に伴う熱の流出入(熱流束)を測定する装置です。試料に融解や結晶化といった転移が起こると熱エネルギーの吸収や放出が起こるため、転移温度や熱量などの情報が得られます。

【用途・特徴】
主に高分子材料の融解・結晶化転移温度やガラス転移温度の測定、熱硬化性樹脂の硬化反応挙動などの測定に用います。電気冷却オプションおよび液体窒素冷却オプションを備えており、幅広い温度域の測定が可能です。また、様々な試料の比熱容量の測定も可能です。

<示差熱熱重量測定装置STA300>
試料の温度変化に伴う試料重量の変化(TG)と基準物質との温度差(DTA)を同時に測定する装置です。DTAからDSCへの変換機能も有しており、DSC600では対応できない高い温度域でのDSC測定にも対応しています。

【用途・特徴】
TGとDTAの情報が同時に得られるため、有機材料や無機材料など様々な試料の分解・蒸発挙動の測定や、分解開始温度、空気中での酸化開始温度、融解・結晶化温度の測定など幅広い用途に用います。TGベースラインのドリフト量が小さいため、1mg程度の少量の試料でも比較的精度よく測定可能です。

メーカー名

株式会社日立ハイテクサイエンス

型番

DSC600/STA300

仕様

測定温度範囲DSC600:-150~500℃; STA300:室温~1350℃
プログラム速度0.01 ~ 100℃ /min(DSC600、STA300共通)

ご利用方法

試験計測(依頼試験)技術開発受託(受託研究)で利用できます

料金について

■ 試験計測(依頼試験)料金

示差熱熱重量測定(TG/DTA)

料金NO.項目単位料金担当部名
E2411示差熱熱重量測定(TG/DTA)室温~600℃1測定につき14,630円化学技術部
E2421示差熱熱重量測定(TG/DTA)600℃をこえるもの1測定につき20,130円化学技術部
E2490試料調製(1)(切断,試験片作製等簡易な前処理)E2411からE2472に適用3,300円化学技術部
E2491試料調製(2)(粉末化等困難な前処理)E2411からE2472に適用4,950円化学技術部
E2492試料調製(3)(溶解,ろ過等複雑な前処理)E2411からE2472に適用7,260円化学技術部

示差走査熱量測定(DSC)

料金NO.項目単位料金担当部名
E2432示差走査熱量測定(DSC)1測定につき16,280円化学技術部
E2433示差走査熱量測定(DSC)液体窒素使用1測定につき21,890円化学技術部
E2490試料調製(1)(切断,試験片作製等簡易な前処理)E2411からE2472に適用3,300円化学技術部
E2491試料調製(2)(粉末化等困難な前処理)E2411からE2472に適用4,950円化学技術部
E2492試料調製(3)(溶解,ろ過等複雑な前処理)E2411からE2472に適用7,260円化学技術部

導入年度

令和3年度
  • この装置に関連するお問い合わせ
  • 担当:化学技術部 新エネルギーグループ