第12回品質管理県民大会 記念講演 動画公開のご案内

ご講演テーマ:「DXとデータサイエンスの時代にこそ必要な品質管理活動」

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所長 筑波大学名誉教授 椿 広計先生

<概要>

 10年程前からデータを採る能力、データを理解する能力、処理する能力、データから価値を抽出する能力、データを可視化し人に伝える能力、即ちデータサイエンスDSの重要性が世界で語られている。DSは、機械学習・深層学習等人工知能の基幹方法論だが、これは日本の品質管理活動が世界の産業をリードしてきた統計的管理・改善活動の発展形である。例えば、米国カリフォルニア大学Berkley校の企業幹部向けDSコースの大半の内容は,日本のSQC教育にて1980年代後半には確立していたカリキュラムが半数近くを占め、DSの基幹にSQCがあることもわかる。国際統計協会ISI(1885設立)元会長V. Nair教授は2015年のISI会長講演にて  「統計学の産業界への最大の貢献はDeming石川の統計哲学」にあると語り、日本の品質管理が世界の産業に果たしてきた役割を強調している。
 日本の産業界が慣れ親しんできたTQMという大事な管理技術を無視して、人工知能を無批判に輸入することは疑問である。日本の産業競争力を支えてきた問題解決プロセスあるいは実験計画やタグチメソッド等の管理技術と人工知能を上手く結び付ければ、わが国の競争力はむしろ欧米や中国のような人工知能先進国より高くなる可能性がある。

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