革新的蓄電デバイスの研究開発と材料開発コース開講
終了しました。多数、ご参加いただきありがとうございました。

蓄電デバイスは携帯電話やノートパソコンをはじめ民生用機器の高性能な電源として重要な役割を担っており、今もなお、更に優れた特性を有した蓄電池の開発が求められています。特に、ここ最近において車載用として一部に使用されはじめたリチウムイオン二次電池については、安全性・高容量および長寿命を追求するための材料開発と実用化の研究が、とても早い速度で進んでいます。また同時に、これらを凌ぐべく多種多様なポストリチウムイオン電池の研究開発も活発化しています。
昨今の社会情勢から、自然エネルギー・再生可能エネルギーによる発電への期待も大きく、その開発や実用化に向けては、蓄電池や蓄電デバイスの進展は必要不可欠なものとなりました。
講座ではリチウムイオン二次電池の研究開発・実用化の到達点と今後の展望、ポストリチウムイオン電池の研究開発と材料開発の現状と展望について、第一線でご活躍されている講師の方々に最新動向をご講演頂きます。今後の業務に役立てたい方々にお薦めします。
開講日時
平成24年2月3日(金) 11:00 ~ 16:50 (昼休憩:1時間)
講師
京都大学大学院工学研究科 教授/工学博士 安部 武志氏
九州大学 先導物質化学研究所 准教授/理学博士 岡田 重人氏
九州大学大学院工学研究院 教授/工学博士 石原 達己氏
大阪府立大学 大学院工学研究科 教授/工学博士 辰巳砂 昌弘氏
募集人員
25名 先着順にて承ります
●蓄電池の開発・設計に携わる企業の方
●蓄電デバイス素材の研究開発に携わる方
●蓄電装置の生産・製造部門で技術開発をご担当されている方
●自社技術を活かし、蓄電産業へ参入をねらう企業の方々
受講料
18,000円 (消費税込)
お申込み
申込要項をご覧の上お申込下さいますようお願い申し上げます。
下記お申し込みフォームまたはFAX(044-819-2097)で受け付けております。
FAXでのお申し込みの方は、下記詳細パンフレット(PDF)のお申込書をご利用下さい。
- 申込締切後、受講決定者には受講票・受講料請求書等の必要書類をお送りいたします。
- 募集人員を大幅に超えた応募があった場合は、選考させていただくことがあります。
- 申込締切後でも、定員に余裕がある場合は申込を受付けられる場合がございますのでお問い合わせ下さい。
【個人情報の利用及び提供の制限】
- 申込書にご記入いただいた個人情報は、当財団の事業等に関する情報の提供や参加者募集の案内等の範囲内で利用又は提供いたします。
- 個人情報は、取り扱い目的以外に利用したり第三者に提供することはありません。
ご好評につき定員に達したため、お申し込み受け付けは終了いたしました。
ありがとうございました。
カリキュラム内容及び日程
革新的蓄電デバイスの研究開発と材料開発コース 平成24年2月3日(金) |
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11:00~11:10 | |
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技術教育出版有限会社 真勢正英 氏 | |
11:10~12:20 | |
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京都大学 大学院工学研究科 教授/工学博士 安部 武志氏 | |
● リチウムイオン電池のエネルギー密度はほぼ限界に近づいており、さらなるエネルギー密度向上のために新しい電池の開発が望まれている。本講演ではリチウムイオン電池の現状と展望について概説し、高エネルギー密度が期待されるマグネシウム金属二次電池について述べる。 | |
13:20~14:30 | |
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九州大学 先導物質化学研究所 先端素子材料部門 准教授/理学博士 岡田 重人氏 | |
● 大型蓄電池は今や電力不足に喘ぐ日本を救うキーデバイスであり、蓄電立国日本を牽引する新たな産業の米としての期待も大きい。現行リチウムイオン二次電池の抱える課題から、ナトリウムイオン二次電池への進化の必然とその現状について紹介する。 | |
14:40~15:40 | |
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九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門 教授/工学博士 石原 達己氏 | |
● 金属-空気電池は古くて新しい電池として注目されている。本講演では各種金属-空気電池の特長と課題を紹介するとともに、現在、注目されているLi-空気電池の開発の現状を紹介し、併せて、空気極触媒開発の状況を紹介する。 | |
15:50~16:50 | |
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大阪府立大学 大学院工学研究科 教授/工学博士 辰巳砂 昌弘氏 | |
● 革新的蓄電池の中でも無機固体電解質を用いた全固体リチウム二次電池は、安全性・信頼性と高エネルギー密度を兼ね備えた究極の蓄電デバイスである。ここでは、電解液に匹敵するイオン伝導性をもつ硫化物ガラス系電解質の基礎について述べ、それを用いた全固体電池の高出力化・高エネルギー密度化にむけた取り組み事例を紹介する。 |
開催場所
かながわサイエンスパーク(KSP)内 研修室
(川崎市高津区坂戸3-2-1)
◆JR南武線「武蔵溝ノ口」駅・東急田園都市線「溝の口」駅下車
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主催
財団法人 神奈川科学技術アカデミー
企画・共催
技術教育出版