ハイパワー恒温恒湿槽による機械装置、電気製品、電子部品、各種材料等の信頼性試験

ハイパワー恒温恒湿槽の特徴

機械装置、電気製品、電子部品、各種材料等の信頼性試験(温度サイクル、温湿度サイクルなど)に利用されます。

通常の恒温恒湿槽が、比較的ゆっくりとした温度変化(1℃/分程度)で運転されるのに対し、ハイパワー恒温恒湿槽は、10℃/分以上の急速な温度変化で運転することにより、不良再現性の評価を可能としています。

また、通常の恒温恒湿槽よりも高い温度(95℃)まで湿度制御が可能なため、より厳しい条件での試験実施が可能です(写真1)。

(代表機器の型番)
  ESPEC ARSF-0250-15

(主な仕様)
  温度制御範囲: -70~+180℃
  湿度制御範囲: 10~98%R.H. (温度により変動)
  内容量 : 249リットル (W60×D80×H83 cm)
  IEC 60068-2-14-Nb/2-30/2-38に適合
  最速15℃/分の急速温度変化性能(-45℃⇔+155℃において)

ハイパワー高温恒湿槽
写真1 ハイパワー恒温恒湿槽

ハイパワー恒温恒湿槽の温度制御

実際の運転結果(変化速度:15℃/分設定)
図1 実際の運転結果(変化速度:15℃/分設定)

図1は、80℃ ⇔ -40℃ の間を15℃/分で温度変化するよう設定し、運転した結果です。


ご利用を希望される方へ

このページのご紹介内容は、試験計測(依頼試験)技術開発受託(受託研究)でご利用いただけます。

料金表(単位欄にメーカー・型式を表記している場合:機器使用料金(特に記載がない限り単位は1時間あたり))
料金NO.項目単位(又はメーカー・型式)料金
E1367ハイパワー恒温恒湿槽8時間まで17,380円
E1368ハイパワー恒温恒湿槽 8時間増8時間増すごとに5,170円

関連リンク

  1. 高速温湿度システム(急速温度変化サイクル試験機)
  • この分析事例に関連するお問い合わせ
  • 担当:電子技術部 電子システムグループ