2025年9月26日
JIS R1757/ISO 19652に準じたアセトアルデヒド分解性能試験
JIS R1757/ISO 19652に準じたアセトアルデヒド分解性能試験が実施可能です。
方法
- 0.5 L反応器内に光触媒試料を設置し、反応器内を純空気で置換後、初期濃度100±5 ppmになるようにアセトアルデヒドガスを導入。
- 反応器の石英窓を通して、試料に紫外光(1.0 mW/cm2)を照射。
- アセトアルデヒドおよび二酸化炭素の濃度を光音響マルチガス分析器で60分間測定。

図1.アセトアルデヒド分解性能試験の概要
分析事例
市販のTiO2スラリーを用いてガラス基板上にスピンコートでTiO2薄膜を作製しました。

図2. アセトアルデヒド分解性能試験の分析事例
アセトアルデヒドの分解量の約2倍の二酸化炭素が生成されました。導入したアセトアルデヒドのほとんどが二酸化炭素まで完全分解されたと考えられます。
同様の循環式試験は、反応器を変えたり、臭気ガスの種類や初期濃度を変えて試験することも可能です。詳しくは無料技術相談フォームからお問合せください。
関連する論文
- Acc. Mater. Surf. Res 2020, Vol.5, No.4, 115-122; 外部リンク(pdf: 3.4 MB)
- Catalysts 2024, 14(3), 163; https://doi.org/10.3390/catal14030163
- Catalysts 2025, 15(3), 288; https://doi.org/10.3390/catal15030288
使用機器
料金
NO. | 項目 | 単位 | 料金 |
---|---|---|---|
K161925-01 | その他光触媒性能試験 | 1時間につき | 7,150円 |
ご利用方法
依頼試験(KISTEC事業名:試験計測)、委託受託(KISTEC事業名:技術開発受託)で利用できます。