2025年9月18日
電波暗室
概要
電波暗室は、金属で遮蔽されたシールドルームの内側に電波吸収体を設置し、内部で電磁波が反射しないよう設計された施設で、外部からの電磁波を遮断しつつ、内部での電磁波の乱反射を防ぎます。
電波暗室(3m)では、放射妨害波測定、電源・通信ポート伝導妨害波測定、雑音電力測定、放射無線周波電磁界イミュニティ試験、車載機器の放射・伝導妨害波測定など、幅広いEMC(電磁両立性)試験を実施しています。
これらの試験により、電子機器が他の機器に与える電磁的影響や、外部からの電磁波に対する耐性を評価することが可能です。
本施設はVCCI(一般財団法人VCCI協会)に設備登録されており、国内外の規格に準拠した試験が可能です。
※「2017年度 内閣府地方創生拠点整備交付金」により、電波暗室の電波吸収体交換、シールド室の増設および付帯設備の機能強化を行いました。
規格
VCCI,CISPR32、電気用品安全法、CISPR25、IEC61000-4-3機器情報
メーカー名 | 日本イーティーエス・リンドグレン株式会社 |
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仕様 | 3m法電波暗室(改修) |
導入年度 | 平成29年度 |
ご利用方法
依頼試験(KISTEC事業名:試験計測)、委託受託(KISTEC事業名:技術開発受託)で利用できます。