子ども向けイベント

青少年に人気のあるロボットのプログラミングなどの実験教室を通して、子どもたちに科学技術への興味・関心を持ってもらい、理解を深めます。環境、宇宙・天文、ロボット、ナノの世界、バイオ・医療など科学技術のトピックスを実験しながら身につけます。

ぼく、
りかすとん!
みんなといっしょに
かがくのべんきょうが
できるのをたのしみ
にしているよ!

りかすとん
の紹介

子ども向けイベント

詳細内容

テーマ 2019年 第3回 KISTEC理科実験室
「きん肉が動く仕組みをさぐろう!」
開催日時 2019年2月23日(土)
第1部:10:30~12:00
第2部:14:00~15:30
講師

茅  元司 先生

東京大学大学院

理学系研究科 助教 

開催場所 かながわサイエンスパーク内 講義室  (川崎市高津区坂戸3-2-1)

◆ JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車

 シャトルバス 5 分

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◆ JR 新横浜駅より東急バス(有料)直行「溝の口駅」行き30 分

  「高津中学校入口」下車徒歩3 分

>> アクセスはこちら
対象 小学4年生~中学3年生 
  • きん肉には、さまざまな役割があります

  • 電気的なしげきで、きん肉(指、手首)、が動く

  • 光を当てると光らせることができます。(蛍光)

  • ピペットでタンパク質(ミオシン、アクチン)を流し込みます。

アクチンを動かしているミオシンは、とても小さいけれど(0.00016 ミリ)、人に例えると、動く速さが、時速 288km、最大の力が、1,000 万 kg なんて、ほんとにスーパーアスリートだね。

 東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 助教 茅 元司先生に、きん肉に関するさまざまなお話や、実験をしていただきました。きん肉の役割、体の中できん肉がある場所、きん肉の構造などについてのお話の中では、人間と、四足歩行動物の違いについて教えていただきました。馬は、脚のほとんどが腱に包まれていることで、歩く程度の消費エネルギーで走れるといった意外な事実に驚かされました。
 また、きん肉の収縮についてのお話では、きん肉は、神経から電気的な刺激が伝わって収縮することから、実際にきん肉に電気的な刺激を送る機器を使い、本当にきん肉が動くか確かめました。体感した参加者は、体が自分の意思とは関係なく動いていることに、「お母さんに、いたずらされているみたい。」と感想を言っていました。
 そして、きん肉の収縮の源であるタンパク質、ミオシンとアクチンに関する実験を行いました。小さいものをみやすくするためには、拡大する、色をつける、印をつけるの方法があります。拡大して、蛍光色素を光らせて見えやすくする蛍光顕微鏡を使い、ミオシンとアクチンを観察しました。蛍光顕微鏡の画像を、プロジェクターで投影し、ライブ感を演出。蛍光色素で光るミオシンが、エネルギー源である ATP を加えると、アクチンが作用し、盛んに動き出した様子に歓声があがりました。
 学校では教わることのない、筋肉の小さな仕組みまで知ることができた、とても貴重な理科実験室となりました。

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