みんなの好きなおもちゃを使って、分析の体験をしてもらったよ。故障したところを見つけるのは難しいけど、見つかると嬉しいよね!ものを大切に使うことも忘れないでね。
KISTECが専門としている計測・分析の仕事、そのエッセンスを取り出して子ども向けのプログラムにした『KISTECおもちゃレスキュー こども救急隊・こども鑑識隊』を開設しました。
子どもたちに馴染みのあるおもちゃを題材に、あらかじめ手を加えられた不具合(故障)箇所を発見してもらいながら、分析の仕事を疑似体験します。複雑な装置を用いて、操作に熟練の技術や専門知識が必要な分析も、一番の基本は「5感を使った観察」という考えから、実際のものをよく見て、触って確かめてもらうことをテーマにしています。一つ部品がなかったり、取り付け方が違っていたりというシンプルな内容ですが、見つけるのは案外難しいもの。正常に動くおもちゃと一生懸命見比べて、カルテに記入したり(救急隊)、パーツを取り換えて動作確認を行ったり(鑑識隊)しました。
不具合箇所を発見する面白さを体験してもらった後は、マイクロフォーカスX線検査装置、硬さ試験機の分析装置実演を見学。本格的な装置を前に、子どもたちは熱心に職員の話に耳を傾けてくれました。これからも分析の仕事について、子どもたちに興味を持ってもらえる機会を提供していきます。