KISTECサイエンスカフェ KISTEC SCIENCE Cafe

一般の方々や高・大学生等の皆さんを対象に、楽しい会話と最新の映像や軽い音楽を交えたくつろいだ雰囲気の中で、科学技術にまつわるトピックを提供します。平成19年度からスタートした取り組みで、年間2~3回実施しています。

サイエンスカフェ

詳細内容

テーマ 2018年 第3回 KISTEC SCIENCE Cafe
「湿原、森、めぐる清流、生み出すエネルギー ~尾瀬の自然を守る~」
実施日時 2018年12月7日(金)
16:30~18:00
講師

 黒沢 秀基 氏

尾瀬でガイドしています!
東京パワーテクノロジー 株式会社 環境事業部 尾瀬林業事業所

樹木医(登録2601号)
生物分類技能検定2級 (植物部門)
 自然再生士(第1832号)

開催場所 かながわサイエンスパーク 東棟2階201室(川崎市高津区坂戸3-2-1)

◆ JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車

 シャトルバス 5 分
◆ JR 新横浜駅より東急バス(有料)直行「溝の口駅」行き30 分

  「高津中学校入口」下車徒歩3 分
  • 尾瀬でのさまざまな自然を守る取組を伝える黒沢氏。

本州最大の高層湿原である尾瀬には、人が集まりすぎて、自然が荒廃した歴史があるんだね。植生を回復したり、自然環境を維持したりするための、さまざまな取組を聞いて、自然の大切さを知ることができたよ。

 まず初めに、東京電力ホールディングス 横関まゆみ氏から東京電力グループの自然を守る取組などについてお話を伺いました。東京電力は、尾瀬国立公園特別保護地区の7割、全体の4割を所有しています。講師の東京パワーテクノロジー 黒沢秀基氏は、尾瀬の概要、人とのかかわり、自然保護活動について話をしてくださいました。尾瀬といえば、ミズバショウをはじめとした美しい自然、木道などを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、木道が整備される前は、人が自由に入り込むことで、広い範囲で湿原が荒廃してしまったとのことでした。植生を回復するための試行錯誤を繰り返し、取組の成果があるものの、まだ回復していない場所が残っているそうです。現在、木道の整備、トイレで利用した水の浄化設備や、種子落としマットの設置、ゴミ持ち帰り運動等、さまざまな取組によって、守られている尾瀬の自然。お話や、質疑応答の様子から、黒沢氏の尾瀬を大切に思う気持ちが伝わり、自然保護について考えるきっかけとなりました。

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