落合 剛 主任研究員らの論文の紹介動画がEncyclopedia Videoに掲載されました!

 川崎技術支援部の落合 剛 主任研究員らの論文がMDPI(Multidisciplinary Digital Publishing Institute)のオープンアクセスジャーナル「Catalysts」へ掲載されました。
 また、論文が好評となり、紹介動画を制作いただきました。 動画はEncyclopedia Videoで公開されています。

論文・動画についてのご紹介

論文名:

”Estimating the Anti-Viral Performance of Photocatalytic Materials: The Correlation between Air Purification Efficiency and Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2 Inactivation”

掲載誌:

MDPI(Multidisciplinary Digital Publishing Institute)のオープンアクセスジャーナル「Catalysts」

著者:

落合 剛、永井 武、濱田 健吾、戸邉 智之、青木 大輔、砂田 香矢乃、石黒 斉(KISTEC川崎技術支援部、研究開発部)

要旨:

 光触媒材料は、コロナウイルスを不活性化するコーティングや空気清浄機の開発に使用されていますが、光触媒材料の抗ウイルス性能を評価するには時間がかかります。

 そこで、本論文では空気浄化性能試験のひとつである「アセトアルデヒド分解試験」を応用した、光触媒材料の抗ウイルス性能のスクリーニング試験を提案しました。

 この試験は、短期間で複数のサンプルと条件をスクリーニングすることが可能となり、光触媒材料の抗ウイルス性能を評価する上で優れた可能性を示しています。

落合 剛 主任研究員らの論文の紹介動画がEncyclopedia Videoに掲載されました!
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