切削加工技術フォーラム開催のご案内

令和7年度 切削加工技術フォーラム
〜切削油剤の使用・選定方法の提言〜
切削油技術研究会 研究成果報告
フォーラム概要
本フォーラムでは、『切削油剤の使用・選定方法の提言』と題し、切削油技術研究会の研究成果報告とKISTECの研究紹介、所内見学会を開催します。切削油技術研究会報告では、アンケートにより切削加工現場における切削油剤の使用状況や管理の実態と課題を明らかにした調査結果、加工面粗さを向上する切削油剤の供給方法を追究した実験結果、切削油剤の評価を簡易化することを目的に浸漬加工の有効性を検証した実験結果をご紹介します。またKISTEC研究紹介では、アルミニウム合金およびニッケル基耐熱合金に対するミスト切削の研究をご紹介いたします。最後に、会場でご参加いただいた方には、KISTECの加工関連設備を中心とした見学会も開催いたします。
本フォーラムが皆様の業務や活動の一助になれば幸いです。切削油技術研究会報告、KISTEC研究紹介、所内見学会のすべてにどなたでもご参加いただけます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時
令和7年6月27日(金)
13:30~17:00
6/20(金)申込締切
参加費
無料
プログラム
時間 | 内容 |
---|---|
13:30 ~ 13:45 | 切削油技術研究会の活動について 株式会社ユシロ 丹野 幸雄 氏 |
13:45 ~ 14:20 | 【調査報告】切削油剤の現状と課題 神奈川県立産業技術総合研究所 横田 知宏 作業環境や作業安全性の向上など様々な要求に対応した切削油剤が開発されている。しかし、適切な油剤の選定や管理ができている切削加工現場は数少ないのではないかと思われる。そこで油剤の使用実態をアンケート調査し、油剤の選定や管理における課題とその課題解決の方向性を明らかにする。 |
14:20 ~ 15:00 | 【実験報告】フライス加工における上手な切削油剤供給方法の提案 株式会社ユシロ 松本 翔一郎 氏 切削油剤は加工において面品位や工具寿命の向上など様々な役割を担っている。目的に応じた油剤の選択・使用が望ましいが、切削加工現場において頻繁な油剤変更は容易でない。本実験では、油剤の供給方法に着目し、暗黙知である流速や流量などが面品位に及ぼす影響について検証した。フライス加工において面品位向上に効果的な油剤供給方法を提案する。 |
15:00 ~ 15:40 | 【実験報告】切削油剤の簡易的な評価方法の提案 神奈川大学 植草 司陽 氏 近年、地球環境への配慮に対する社会的要請に応えるため、切削加工現場における作業環境の改善意識も高まりつつある。その対象の一つとして切削油剤があり、環境負荷の低い新たな製品が開発されているものの、現場で油剤を変更することは容易ではない。そこで、油剤の性能を簡易的に現場で評価可能な浸漬加工による試験方法を提案する。 |
15:40 ~ 15:50 | 休憩 |
15:50 ~ 16:30 | KISTECにおけるミスト切削に関する研究紹介 神奈川県立産業技術総合研究所 横田 知宏 アルミニウム鋳物AC2Aの切削において、Diamond-like Carbon(DLC)工具を用いたアルコールミスト切削を考案し、その効果を検証した。また、レーザ粉体肉盛による積層造形材Inconel625のエンドミル切削において必要なミスト切削液性能を明らかにした。 |
16:30 ~ 17:00 | KISTEC所内見学会(現地参加希望者) |
主催
(地独)神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
情報・生産技術部
お問い合わせ先
情報・生産技術部
横田 知宏
yokota●kistec.jp
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お申し込み
- オンライン参加の場合は、Zoomの推奨環境を事前にご確認の上、PC( またはスマホ・タブレット)、インターネット通信環境(有線LAN 接続・Wi-Fi 推奨)、機器に接続可能なスピーカーをご用意ください。(機器内蔵の場合は不要)
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