令和4年度 EMC入門セミナー

ノイズ対策は大丈夫?基礎から学ぶEMC
 電子機器を開発する際、ノイズに関するEMC試験や対策技術は必須のものとなってきています。しかしながら、個別的な技術の商品開発・設計とは違い、ノイズは広範、想定外の電磁現象を相手にするため、どうしても電磁気学から理解する必要があります。また、EMC試験に合格するためには、「どの様なノイズをどう試験するのか」を理解した上で、設計段階からその対策を図面に反映できなければ、製品化直前に苦労します。
 本セミナーでは、ノイズとは何か、といった基本から説き起こし、数式を極力使わずに電磁気を解説した後、EMC試験の概要と、対策技術を学んでいきます。仕上げには、電子機器のノイズ対策として最も重要な、プリント基板上のノイズ対策も解説します。

EMC入門セミナー

EMC規格とノイズ対策技術

令和4年4月27日(水)、28日(木) 全2日間  13:00~17:00

詳細

  • 会場 オンライン(Zoom)
  • 受講料 16,000円(税込、テキスト代込)
  • 申込締切日 令和4年4月13日(水)          
  • 受講資格 原則として神奈川県内に事業所を持つ企業に勤務する方
  • 講師 倉西 英明(倉西技術士事務所)

こんな方におすすめ

  • EMCに関する概要を知りたい方
  • 電子機器の設計、開発、製造に関わる方

このセミナーの受講で身に付くこと

  • 電磁的なノイズに関する基礎知識
  • EMC試験の概要
  • ノイズ対策技術

カリキュラム

4月27日(木)<1日目>

  • ノイズの基礎とEMC
    1. ノイズとは何か
      • 電磁エネルギーの出入り
      • ノイズの定義
      • 電子機器の干渉とEMC
      • エミッションとイミュニティ
      • ノイズの時間的特性
      • ノイズの伝達経路
    2. ノイズの物理
      • 物理の話に入る前に
      • ノイズと物理法則
      • 交流の基礎知識
      • 交流とスペクトル
      • 見えないLとC
      • 共振現象
      • 電磁波の発生とアンテナ
      • 伝送線路
      • ノイズ問題のGNDとは
    3. ノイズの計測・評価
      • ノイズ計測とデシベル
      • スペクトル測定
      • 電波暗室とレシーバ
  • EMC試験の概要
    1. EMC規格試験の目的
    2. エミッション試験
      • 雑音端子電圧
      • 雑音電界強度
      • 電源高調波
      • フリッカ
    3. イミュニティ試験
      • 静電気放電
      • 放射イミュニティ
      • ファーストトランジェント/バースト
      • 雷サージ
      • 伝導イミュニティ
      • 電源周波数磁界
      • 電源電圧ディップ・瞬電

4月28日(金)<2日目>

  • ノイズ問題の方法論と技術論
    1. ノイズ問題の方法論
      • 素早く原因を掴むコツ
      • 再現性を確保する手法
      • 技術が身につく試行錯誤
    2. ノイズ問題の技術論
      • 発生源を抑える
      • 伝達経路を断つ
      • アンテナを作らない
    3. 設計時の対策技術
      • 回路設計
      • 機内・機外ケーブル
      • フレーム・筐体
      • 既製品・外部設計品
    4. 設計後の対策技術
      • 磁性コア類
      • フィルタ
      • シールド・GND強化部材
  • プリント基板のノイズ設計
    1. プリント配線の基礎
      • 基板とノイズ
      • 基板パターンと伝送線路
      • 信号とリターン経路
      • 電源層・GND層
    2. 部品配置の要点
      • パワエレ回路の配置
      • 高速回路の配置
      • 対策部品の配置
    3. 配線設計の要点
      • クロックの配線
      • 電源周りの配線
      • 高速信号の配線
      • 外部接続周りの配線

受講料支払い方法

 原則、申込締切日以降に請求書を郵送いたします。
 請求書に記載されている指定の口座に、開講日までにお振り込みください。
 開講日までのお振り込みが難しい場合は、事務局までご連絡ください。

キャンセルについて

 原則、キャンセルはお受けいたしかねます。
 やむを得ない事情によりキャンセルをご希望される場合は、
 令和4年4月13日(水)までに事務局にご連絡ください。

リーフレット

確認事項<重要>

次の事項をご確認の上、お申込ください。

  • オンライン講座に関する規約をご承認いただいた上で、お申込をお願いいたします。尚、受講は1回の申込につき1名に限ります。
  • 申込フォームでは一度で1名の申込しかできません。複数名お申込を希望される場合は、お手数ですが、都度、申込フォームのご入力をお願いいたします。
  • Zoomを利用できる環境をご用意ください。
    • PCまたはスマホ・タブレット、インターネット回線(有線LAN 接続推奨)、機器に接続可能なスピーカー・マイク・カメラ(機器内蔵の場合は不要)など。
    • Zoomアプリをインストールした上でご受講いただくことを推奨しております。またZoomアプリからご参加される方は、アプリを最新版にアップデートの上ご参加ください。
    • ブラウザからご参加される方は、推奨ブラウザのご使用にご協力ください。
  • 申込締切後、受講決定者には受講料請求書等の必要書類を郵送、Zoomログイン情報等(案内メール)をお送りいたします。また、受講日前日までにテキストをお送りします。
  • 許可なく講義内容の一部、およびすべてを複製、転載または撮影、配布、印刷など、第三者の利用に供することを禁止します。
  • やむを得ない事情により、日程・内容等の変更や中止をする場合があります。
お問合せ
 (地独)神奈川県立産業技術総合研究所 人材育成部 教育研修課 産業人材研修グループ
  TEL 046-236-1500  Eーmail sm_sangyoujinzai★kistec.jp  ※★を@に変換してください。

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