人工細胞膜システムGの研究の成果が学術誌「Analytical Chemistry」に掲載されました!
人工細胞膜システムグループ研究員らが執筆した論文が、Analytical Chemistryt誌に掲載されました。
- 掲載誌:Analytical Chemistry(November 28, 2023Volume 95, Issue 47, 17354-17361 )
- Supplementary Coverに採用されました。
- 出典:ACS Publicasions
- URL:Analytical Chemistry | Vol 95, No 47 (acs.org)
- Supplementary Coverに採用されました。
- 著者: Hisatoshi Mimura、Toshihisa Osaki、Sho Takamori、Kenji Nakao 、Shoji Takeuchi
- 研究成果のポイント:
- 本論文では、平面脂質二重膜の微小ブレードを用いた新規形成技術によるイオンチャネルの効率的な活性測定法について報告した。脂質分散溶媒中に滴下された2つの水滴の接触界面で形成される平面脂質二重膜を利用し、膜タンパク質であるイオンチャネルの一分子レベルの活性を測定できる。測定のスループットは脂質二重膜の並列化によって向上するが、脂質二重膜に導入されたイオンチャネルの活性を繰り返し測定する点において課題があった。本研究では、チップ上に並列化された脂質二重膜の形成を微小ブレードの操作によって制御し、異なる溶液条件下でのイオンチャネルの活性を同時に繰り返し測定する技術を開発した。論文では、技術の核となる微小ブレードを用いた膜形成法に加えて、哺乳類イオンチャネルの薬剤評価を伴う活性測定例を報告している。
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