瀬戸山 央 主任研究員がポスター賞を受賞!

 化学技術部(環境安全・バイオグループ)瀬戸山 央 主任研究員が、第22回 産総研・産技連 LS-BT発表会でポスター賞を受賞いたしました。
 この賞は、2024年6月18日、19日に、産総研つくばセンターにて開催された合同研究発表会のポスターセッションにおいて、125名の中より選出された3名に授与されました。

瀬戸山 央 研究員がポスター賞を受賞
発表会名:産総研・産技連 第22回LS-BT合同研究発表会
日時:2024年6月18日
発表題目:線虫C.elegansを用いた体内糖化の研究と食品の抗糖化性評価への応用(ポスター発表)
要旨:

 糖化反応はタンパク質やアミノ酸と還元糖の非酵素的な反応であり、糖化最終産物AGEs(Advanced Glycation End Products)を生成する。AGEsは様々な疾病の要因となり老化と深くかかわっていることが明らかとなっている。

 本研究では、モデル生物・線虫(Caenorhabditis elegans)を用いて体内糖化の加齢の関係、食餌由来の糖化産物が体内糖化に及ぼす影響について検討を行った。

 その結果、線虫において加齢とともに体内の糖化が進行しAGEsが蓄積すること、食餌由来の糖化産物は体内の糖化を促進することが明らかとなった。さらに抗糖化作用を有する化合物を線虫に摂取させることで、線虫の体内糖化が抑制されることがわかった。

 このことから線虫を用いた食品の抗糖化性評価の可能性を見出すことが出来た。

ご紹介

  • 本発表会の様子や、瀬戸山主任研究員へのインタビュー記事が、産総研 生命工学領域の広報誌「ざ♡らいふ No.22 (2024年7月)」へ掲載されています。
  • 本研究は、KISTECで保有するマルチモードプレートリーダを使用して評価したものです。

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化学技術部(環境安全・バイオグループ)
TEL:046-236-1500

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