【プレスリリース】細胞加工製品の薬理効果に寄与する細胞群を特定するための画期的手法を開発

- ヒト間葉系間質/幹細胞の中からその虚血環境下での血管内皮増殖因子(VEGF)の分泌機能において主役を演じる細胞群を同定することに成功 -

概要

 国立医薬品食品衛生研究所 再生・細胞医療製品部の佐藤 陽治 部長 (KISTEC非常勤 研究員を兼務)及び、三浦 巧 室長、KISTEC次世代ライフサイエンス技術開発プロジェクトの河合 純 常勤研究員(理化学研究所 生命医科学研究センター生命医科学大容量データ技術研究チーム 客員主管研究員を兼務)及び、理化学研究所生命医科学研究センター 遺伝子制御回路研究チームの河野 掌リサーチアソシエイト(研究当時)、並びに国立成育医療研究センター研究所の梅澤 明弘 所長らの研究グループは、ヒト間葉系間質幹細胞(MSC)と呼ばれる細胞集団の中から、虚血環境における血管内皮増殖因子(VEGF)の分泌能に特に寄与する細胞群を同定しました。
 本研究成果の詳細は、日本時間 2023年 6月 2日(金)午前 9時(英国夏時間 6月 2日(金)午前 1時)に、英国科学雑誌“STEM CELLS Translational Medicine”に掲載されました。

特記事項

 本研究成果は、「神奈川県 先進異分野融合プロジェクト研究立案・推進事業」、「神奈川県 科学技術イノベーション共創拠点推進事業」、「国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)再生医療実用化研究事業」の支援を受けて行ったものです。

発表機関

 本研究成果は、神奈川県立産業技術総合研究所、理化学研究所、国立医薬品食品衛生研究所による共同発表です。

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