【プレスリリース】ロボットの「感覚」をサイバー攻撃から守り抜く!暗号化したままでの超高精度・遠隔操作に成功

【ポイント】

  • 「触覚」の安全を守る:遠隔操作ロボットが送受信する「力」や「動き」の情報を暗号化し、ハッカーによる盗聴や改ざんを防ぐ新技術を開発。
  • 性能劣化ゼロ:従来の暗号化技術では通信遅延や計算負荷が課題でしたが、本研究では「暗号化したまま制御計算」を行うことで、暗号化前と変わらないスムーズな操作感を実現
  • 社会インフラの守護神:遠隔手術や災害現場、宇宙開発など、失敗が許されないネットワーク経由のロボット操作におけるセキュリティの標準化が期待されます。

【概要】
 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC、理事⾧:北森 武彦)は、電気通信大学との共同研究において、ネットワークを介したロボットの遠隔操作において、操作信号を暗号化したままリアルタイムで制御する「サイバーセキュア・バイラテラル制御」技術を確立しました。従来の遠隔操作(バイラテラル制御)では、ロボットが受ける感触(反力)を操縦者に伝える際、そのデータがネットワーク上で丸見えになるセキュリティ上のリスクがありました。
 本研究では、データを暗号化した状態でそのまま足し算や掛け算ができる「準同型暗号(秘密計算)」の一種を活用。これにより、第三者がデータを盗み見ても内容は解読できず、かつ操縦者は暗号化の影響(遅延や精度の低下)を一切感じることなく、安全にロボットを操ることが可能になりました。

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