知を創るAI、業務を変えるAI
~AI活用事例としてのバイオインフォマティクスとAI議事録サービス~

日 時 2025年9月26日(金)
13:30~16:30
受講料 無料
定 員 80名(先着順にて承ります)
開催方法
Zoomウェビナーによるオンライン講座
対象者
- 企業や大学・研究機関の技術者・研究者
- 生成AIの応用に関心があり、その活用事例を知りたい方
- バイオインフォマティクスへの生成AI活用を知りたい方
- 議事録自動作成を導入したい方 など
プログラム
13:35~14:55
講師 田口 善弘 氏
中央大学
理工学部
教授
生成AIの技術及びバイオインフォマティクスへの応用
2022年度のChatGPTの発表以来、生成AIの発展は著しく進んでおります。当初は文字や画像に限られていた生成AIの応用範囲は、その後、音楽、音声、動画、プログラミング、さらにはロボット制御にまで広がり、その勢いはとどまるところを知りません。それにもかかわらず、基本的なアーキテクチャは共通しており、アプリケーションごとに異なる実装が求められていた従来のIT技術とは根本的に異なっております。 本講演では、この点を踏まえ、生成AI技術の利点と欠点について概観します。あわせて、講演者の専門分野であるバイオインフォマティクスにおける生成AIの応用事例についても触れておきます。
14:55~15:10
休 憩
15:10~16:30
講師 相川 直視 氏
Rimo合同会社
代表
音声×生成AIで実現する未来の働きかたの可能性
~企業が押さえるべき導入の勘所と実践的アプローチ~
生成AIの急速な進化により、新たな業務効率化・生産性向上の可能性が広がっています。本講演では、大手企業を中心に1000社以上に導入されたAI議事録サービス『Rimo Voice』の開発・導入支援経験から得られた知見をもとに、企業が生成AIを実務に取り入れる際の実践的なアプローチをお伝えします。
特に、「とりあえず使ってみる」段階から「業務に定着させる」段階への移行において直面する課題と、その解決策について具体例を交えて解説します。技術選定のポイント、社内の抵抗感への対処法、セキュリティとプライバシーの両立、投資判断の考え方など、経営者・技術者が知っておくべき実務的な観点を共有します。また、音声データという非構造化データを生成AIで活用することで生まれる新たなビジネスチャンスについても展望します。
16:30
閉 会
本セミナーの開催趣旨
神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)では、生成AI活用促進事業を実施しています。3年前のChatGPTの公開が起爆剤となり、今までは様々な生成AIツールが誕生し、すでに日常的に使われるようになってきています。KISTECも技術セミナーを通して多くの専門家にそれぞれの分野での活用について紹介いただきました。その先の応用としてAIは何ができるか、研究開発の技術分野とビジネスの日常業務の二つの異なる視点より現状紹介と将来展望を二人の専門家に解説していただきます。
最初の話題としては、AI技術が大いに活用されているバイオインフォマティクス分野におけるトップ研究者である中央大学教授の 田口善弘 氏に生成AIの本質について解説いただくとともに、バイオインフォマティクス分野における生成AIの現状を紹介いただきます。次の話題としては、ビジネスの日常業務で欠かすことのできない議事録の自動作成について、最先端のAI議事録サービスを提供しているRimo合同会社の 相川直視 氏に企業が生成AIを実務に取り入れる際の実践的なアプローチについて話していただきます。
主催
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所
お問い合わせ
人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL:044-819-2033
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