【開催延期】実践!ISO21500プロジェクトマネジメント入門講座

※本講座は開催延期となりました。日程が決まり次第改めてご案内いたします

 プロジェクトを成功に導く方法を「プロジェクトマネジメント」、その仕組みを「プロジェクトマネジメントシステム」と呼びます。
 プロジェクトマネジメントとは、限られた時間内に人や予算などの資源を用いて、成果を挙げるための管理方法であり、公共や民間のあらゆる組織のプロジェクトに活用されています。
 本講座では、プロジェクトマネジメントの国際標準※JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントシステムの手引き)を参照規格とし、プロジェクトの立ち上げ、計画、実行、終結、振り返りまでの代表的なプロセスを学習します。
 本手引きはISO9001(品質)、14001(環境)、45001(労働安全衛生)など、他の国際認証規格とも親和性が高く、すでにISO認証を取得している組織にとってプロジェクトマネジメントの仕組みを社内に導入しやすいというメリットがあります。
※プロジェクトの管理手法は国ごと業界ごとに多種多様で統一性に大きな課題がありました。しかし国際標準化機構(ISO)がプロジェクトの管理方法として標準化した規格【ISO 21500(プロジェクトマネジメントの手引き)】が登場しました。この国際規格は全文が邦訳され2018年にJIS(日本産業基準)として発行されました。

令和7年10月22日(水)、23日(木) 2日間 9:30~16:30

※延期後の日程は未定です。後日詳細が決まり次第、改めてご案内いたします。

詳細

  • 会場 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)海老名本部
  • 受講料 26,000円(税込、テキスト代込)
  • 申込締切日 令和7年10月7日(火) ※延長しました →次回申込締切日未定
  • 定員 15名程度(先着順)※同一企業からの多数のご参加は、人数を制限することがございます。
  • 講師 榎本 徹(榎本環境カウンセラー事務所 代表)
  • 修了証 以下の終了条件を満たした方には修了証を発行いたします。
        ・全日程出席(15分以上の遅刻・離席の場合は修了証を発行できません) 
        ・理解度テスト70点以上

こんな方におすすめ

  • 基礎からプロジェクトマネジメントの原理・原則を学びたい人
  • 新たにプロジェクトマネジメントシステムを導入したい組織
  • プロジェクトマネジメントでビジネス、事業、研究開発などの成果を上げたい組織
  • プロジェクトの関係者(経営層、部門責任者、マネージャー、チームメンバー)
  • ISO9001からプロジェクトマネジメントシステムにステップアップしたい組織
  • 自社のプロジェクトマネジメントを改善したい組織
  • PMOなどプロジェクトの管理部門を有する組織

手法を学び実践することで期待できること

  • プロジェクトの成功率の向上・改善
  • ベテラン社員の退職による知識や経験の喪失防止
  • 若年層におけるプロジェクト遂行の負担軽減
  • 次世代の人材育成
  • グローバル化したビジネス環境における経営品質の改善
  • 企業の経営資源のプロテクション
  • 顧客要求項の確保と顧客満足度の向上

カリキュラム

 本講座の参照規格JISQ2500:2018(プロジェクトマネジメントの手引き)は、プロジェクトを遂行するために重要な39のプロセスを提供してくれます。本講座では、この39のプロセスのうち、代表的なプロセスを取り上げて二日間で学習します。
 息抜きをかねたゲーム的グループワークも予定しています。主に学習するプロセスは以下の通りです。

  • プロジェクト憲章の作成 ●プロジェクト計画書の作成 ●リスクマネジメント
  • プロジェクトのコントロール ●変更の管理 ●ステークホルダーの特定と管理
  • 品質コントロール ●プロジェクトの終結 ●教訓の収集

内容 

グループワークの詳細はリーフレットをご覧ください

1日目【午前】

  • オリエンテーション
    ・自己紹介
    ・事前学習の振り返り
    ・講座の目的と終着点
  • 講義
    ・私たちを取り巻く事業環境
    ・プロジェクトの使命
  • グループワーク「プロジェクトを成功させるために必要なこと」
  • 講義
    ・プロジェクトマネジメントの用語
    ・JISQ21500:2018の逐次解説

1日目【午後】

  • 講義
    ・JISQ21500:2018の逐次解説
  • グループワーク「ステークホルダーの識別と特定」
  • 講義
    ・JISQ21500:2018の逐次解説

2日目【午前】

  • 講義
    ・JIQ21500:2018の逐次解説

2日目【午後】

  • グループワーク「リスクアセスメントの理解」
  • 講義
    ・プロの責任と社会的責任
    ・プロジェクトの監査(事例紹介)
    ・重点事項の再確認と質疑応答
    ・理解度確認テスト

※講座のプログラムは進行状況などで前後するか増減することがあります。また、時間割は目安としておりますことご了承ください。

講師メッセージ

 多くのプロジェクトはベテラン社員の勘と経験に頼る属人的な方法で実施されることが多く、ベテラン社員の退職によりその経験や知識を十二分に引き継げなかった若年層にとって、プロジェクトの遂行は荷が重いものになりつつあります。プロジェクトの管理方法を理解しないままで実施したプロジェクトの多くが失敗プロジェクトであることからも、企業が厳しい状況にあることが分かります。
  次世代の⼈材を育てるためには若年層にプロジェクトを闇雲に任せるのではなく、世界標準のプロジェクトマネジメントの考え⽅を理解させた上で、プロジェクトを任せた⽅が失敗の未然防止になります。⾔い替えれば海図や羅針盤を持たせずにプロジェクトの⼤海原に送り出すのではなく、海図と羅針盤に代わる公知のプロジェクト管理⽅法を学習させることが成功への近道にもなるのです。
  またグローバル化したビジネスの事業環境では、標準化されたプロジェクトマネジメントの理解は、企業の貴重な経営資源の流出を防ぐだけではなく、トラブルやクレームなどのビジネスリスクを未然に防止することも期待できます。
 ISO21500は多くの組織が関⼼を⽰しており、ISOが発⾏する2万種を超える国際規格の中でISO9001及び14001に次ぐトップスリーの販売実績がありました。10年以上にわたり各所で回を重ねる本講座を、KISTECにて開講いたします。学習の機会としてご活⽤いただけたら幸いです。

受講料支払い方法

 原則、申込締切日以降に請求書を郵送いたします。
 請求書に記載されている指定の口座に、開講日(令和7年10月22日)までにお振り込みください。
 開講日までのお振り込みが難しい場合は、事務局までご連絡ください。

リーフレット

キャンセルについて

キャンセルをご希望される場合は、令和7年10月7日(火)までに事務局にご連絡ください。
誠に恐縮ですが、受講料お振り込み後のご返金には応じられません。
何卒ご理解くださいますようお願いいたします。

確認事項<重要>

次の事項をご確認の上、お申込ください。

  • 申込フォームでは一度で1名の申込しかできません。複数名お申込を希望される場合は、お手数ですが、都度、申込フォームのご入力をお願いいたします。
  • 申込締切後、受講決定者には受講料請求書等の必要書類を郵送、受講案内メールをお送りいたします。また、受講日前日までにテキストをお送りします。
  • 講義内容の一部、およびすべてを複製、転載または撮影、配布、印刷など、第三者の利用に供することを禁止します。
  • やむを得ない事情により、日程・内容等の変更や中止をする場合があります。
お問合せ
 (地独)神奈川県立産業技術総合研究所 人材育成部 教育研修課 産業人材研修グループ
  TEL 046-236-1500  Eーmail sm-hinkan★kistec.jp  ※★を@に変換してください。

申込フォーム