最先端バイオエコノミー社会を実現する合成生物学

開講期間

2022年12月12日(月)13:00~16:20
2022年12月13日(火)10:00~14:00

募集人員: 30名 先着順にて承ります。

会場

かながわサイエンスパーク内 講義室  (川崎市高津区坂戸3-2-1)

◆JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車シャトルバス 5 分 ◆JR新横浜駅より東急バス(有料)直行「溝の口駅」行き30 分「高津中学校入口」下車徒歩3 分

対象者

バイオ関連の新規事業・テーマの企画あるいは推進のご担当者
バイオエコノミー時代を理解するために必要な現代生物学の基礎を学びたい方
将来性のある事業分野として合成生物産業を学びたい方
合成生物産業が将来有望な事業分野と認識する投資家、金融機関

受講料(消費税込み)

A. 一般 28,000円
B. KISTECパートナーシップ企業 22,400円
C. 神奈川県内中小企業※ 22,400円
D. C以外の神奈川県内企業 25,200円
E. 神奈川県内在住の個人の方 25,200円
※神奈川県内中小企業とは・・・神奈川県内に事業所があり、資本金が3億円以下または 企業全体の従業員数が300名以下の企業

開催のご案内

 2030年バイオ関連市場は92兆円の市場規模になるとの予測があります* 。 その中でも注目されているのが合成生物学(様々な生物種が持っている代謝経路を組み合わせて、新しい物質生産システムやセンサー機能をもつ人工細胞を設計・創出する学問領域)です。                                                       現在、世界各国で合成生物分野のベンチャー企業に積極的に投資が行われ、バイオテクノロジーが経済生産に大きく寄与できる市場としてバイオエコノミーという概念が浸透し、各国でしのぎを削っています。 *内閣府「バイオ戦略2020(市場領域施策確定版)」
 今回、東京工業大学相澤准教授にご登壇頂き、近年の合成生物産業の動向や合成生物学を学ぶ為の、今だからこそ知る遺伝子工学の基礎や原理について講座を開催致します。合成生物産業に興味のある異分野の方も本講座を受講すれば最新動向から基礎まで一度で理解できる構成となっております。ぜひご参加ください。

カリキュラム内容と日程

講師:相澤 康則 氏
東京工業大学生命理工学院准教授。薬学博士。
KISTEC戦略的研究シーズ研究代表者。(株)Logomix共同創業者&CSO。                                                               「目的達成や課題解決にあったゲノム設計技術」と「設計通りにゲノムを改変・合成するゲノム工学精密技術」を組み合わせたゲノム構築技術プラットフォーム(Geno-Writing™)を駆使し、バイオ・非バイオの枠組みを超えた様々な産業間での連携ネットワークの構築や新しいバイオ産業創出を進めている。

事前学習のお願い
 参加登録された方に分子生物学基礎に関する指定図書を配布致します。本講座でのご理解を深めていただくために受講前にご一読をお勧めします。
事前に合成生物学や合成生物学産業に関するご質問を受け付けます。本講義内で解説やコメントをして参りますので、ご遠慮なくご質問をお願い致します。

日程                              内容・概要
12/12(月)13:0014:30 合成生物学を理解するためのゲノム/細胞工学基礎 本コースを始めるにあたり、生命工学系大学生が学ぶ遺伝子工学の基礎をまずは簡単に解説します。「DNAとは?」「遺伝子とは?」「ゲノムとは?」という生物学の基礎から、「遺伝子やゲノムを作るには何をどうすればいいのか?」という遺伝子工学の基本、そして昨今テレビや新聞にも登場する「ゲノム編集技術は何がそんなに凄いのか?」という最新のゲノム工学技術について理解していただくことで、ゲノム工学分野で現在進んでいる技術革新の凄さを感じて頂くことを目指します。加えて、ゲノム工学によって産業上有用な細胞を創り出すことを理解するための細胞工学の基本についても併せてお伝えします。
14:5016:20 合成生物学による課題解決フォーマット  前の時間でお伝えしたゲノム工学基礎をベースに合成生物学によって課題を解決する際の基本な考え方(合成生物的思考フォーマット)をご紹介します。この際、ベンチャー企業での実例も併せて紹介しながら、合成生物事業を構想する上で何が必要であるのかをご理解いただくことを目指します。
12/13(火)10:0011:30合成生物学を理解するためのゲノム/細胞工学基礎に関する理解度テスト 学びを定着させるために、1日目での重要ポイントに関する理解度テストを実施し、その後解説をします。バイオの基本知識(リテラシー)を充実して頂くことで、既存合成生物産業への理解が深まるだけでなく、参加者の皆さんご自身が本分野での新規事業のアイデアを創出する可能性を高めて頂きます。
12:3014:00 合成生物学による課題解決のケーススタディ 業種の異なる複数のベンチャー企業での実例を合成生物的思考フォーマットに照らし合わせてご紹介し、合成生物事業への理解を深めていただきます。また必要に応じて、1日目ではカバーしきれなかったゲノム/細胞工学の基礎的知識も解説し、ここで紹介するベンチャー企業での事業内容への理解を深めて頂きます。

参加者の皆様からのご質問に対する回答やコメント
 事前に受け付けたご質問に加えて、当日現場からもご質問を受け付け、それら質問に対する回答やコメントを時間の許す限り致します。

後援(一部申請中)
日本RNA学会 (公財)日本遺伝学会 (公社)日本化学会 (公社) 日本生化学会 (NPO法人)日本分子生物学会
主催
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)

人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL:044-819-2033
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