射出成形現象工学コースー射出成形現象を視る、測る、理解するー

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募集を終了致しました。たくさんのお申し込みをありがとうございました。

●開講期間:令和3年 11月16日(火)、17日(水)、26日(金)、12月3日(金)、14日(火)(計5日間)

※各日 10:00~12:00/13:00~17:00
※全日程オンラインにて開催に変更となりました。

●開催方法:ZOOMを利用したオンライン開催です。受講要項をご確認の上、お申込みください。
  ≫PC、スマートフォン、タブレットでもご受講いただけます。
  ≫ご受講書類・テキストは、お申込みいただいたご住所宛に事前に郵送いたします。

※ご自宅や職場でのオンライン受講が難しい場合、弊所会議室でのご受講も可能です。(若干名)
※オンライン受講に関するご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。

●募集人員: 15名

●対象者
*日常的に射出成形過程の多様な成形現象に対峙し、現象の理解を深める必要に迫られる中級、上級の研究者・ 技術者、またはメーカー・ユーザーの方で、ある程度の工学の 基礎を有している方。
*オンライン講座の受講に必要な機器(PC、カメラ、マイク、スピーカー)、インターネット通信環境、Zoomの使用が可能な方。

◆◆カリキュラム編成者からのメッセージ◆◆

 「ものづくり工学」は加工現象の正確な把握から出発します。それは、定性的な把握から定量化、普遍化を経て予測技術へと結実し、さらには現象の制御・活用から新規技術開発へと導かれてきました。このように出発点の加工現象が、ブラックボックスの闇の中に永く隠されていた加工技術に射出成形があります。そのため、主要なプラスチック成形法として確立されたかに見える射出成形も、経験とノウハウ主導の加工技術の域を脱しきれていませんでした。こうした闇の中の成形現象に光を当てようとする努力が近年地道に続けられ、最新の可視化、計測技術によって未解明現象が次第に解き明かされつつあります。
本コースは、射出成形現象の構成因子を整理・解明し、それらを体系化・普遍化する過程を通して、射出成形現象を工学体系の中に位置付けることを目指しています。すなわち、射出成形を構成する既存の工学体系と成形加工技術・ノウハウとを繋ぐ、「射出成形現象工学」ともいうべき工学体系を新たに提示しようと試みるものです。

日常的に成形現象と対峙し苦悶する方はもちろん、原点に返って成形現象を整理したい研究者・技術者にとって、大いに役立つものと期待します。また、最先端の実験解析データと豊富な可視化ビデオは、現象を明快に理解する手助けになるとともに、実験解析手法の進展を具体的に学ぶ絶好の機会になると確信します。

<横井秀俊 東大名誉教授>」

●受講料:

A. 一般   89,000円
B. 神奈川県内中小企業 71,200円
C. B以外の神奈川県内企業 80,100円
D. 神奈川県内在住の個人の方 80,100円
※ 神奈川県内中⼩企業とは・・・神奈川県内に事業所があり、資本金が3億円以下または企業全体の従業員数が300名以下の企業を指します。

◆カリキュラム内容と日程

*11月16日(火): 10:00~12:00 / 13:00~17:00
「基礎編:成形現象を理解するための基礎知識ー高分子材料・溶融体の基本特性・成形体の基本特性」
「金型編 (Ⅰ): 可視化・計測技術総論 ー 可視化計測・温度分布計測・圧力/せん断応力分布計測・界面現象計測」

講師: 横井 秀俊 氏(東京大学 名誉教授/YOKOI Labo代表) 

*11月17日(水)10:00~12:00 / 13:00~17:00
「金型編 (Ⅱ):金型内成形現象1 ー 充填現象・代表的な成形不良現象・繊維配向・温度分布・圧力分布」 

講師: 村田 泰彦 氏(日本工業大学 機械工学科 教授) 

*11月26日(金)10:00~12:00 / 13:00~17:00
「金型編 (Ⅲ):金型内成形現象2 –  3次元流動現象・ファウンテンフロー・特異な成型不良現象・ 界面現象・せん断応力分布・各種成形現象(発泡成形・急加熱/急冷却成形・ホットランナーなど)」

講師: 横井 秀俊 氏(東京大学 名誉教授/YOKOI Labo代表) 

*12月3日(金)10:00~12:00 / 13:00~17:00
「金型編 (Ⅳ):超高速射出成形現象 –  超薄肉成形・転写成形・離型抵抗・離型現象 」
【質疑応答(その1)】 
「加熱シリンダ編(Ⅰ): 可視化・計測技術総論 - 可視化計測・温度分布計測・スクリュトルク分布計測」

講師: 横井 秀俊 氏(東京大学 名誉教授/YOKOI Labo代表) 

*12月14日(火)10:00~12:00 / 13:00~17:00
<加熱シリンダ編Ⅱ> 加熱シリンダ内現象1 –  固体熱輸送・連続可塑化過程・各種可塑化条件・スクリュ形状・飢餓供給」
<加熱シリンダ編Ⅲ> 加熱シリンダ内現象2 - 計量可塑化過程・各種可塑化条件・リザーバ内樹脂挙動・溶融樹脂温度分布・トルク分布・繊維折損/解繊 -
【質疑応答(その2)】 

講師: 横井 秀俊 氏(東京大学 名誉教授/YOKOI Labo代表) 

◆◆重要(必ず以下の事項の詳細をご確認の上、お申込みください)◆◆

* Zoomの推奨環境を事前にご確認ください。予め「オンライン講座に関する規約」をご確認の上、このページ下部からお申込みください。当該規約をご確認いただける場合のみ、FAXでのお申込みを受付いたします。
* PC、インターネット通信環境(有線LAN接続、Wi-Fi推奨)、PCに接続可能なマイク、カメラ、スピーカーをご用意ください。(PCに内蔵されている場合は不要)
* 受講資格はお申込みをいただいた方(1申込1名)に限ります。
*申込締切後、受講決定者には受講票・受講料請求書等の必要書類をお送りします。また、受講日前日までに印刷テキストをお送りします。
*申込締切後でも、定員に余裕がある場合はお申込みを受付けられる場合がありますのでお問合せください。
*全日程出席者には「修了証」を送付いたします。
*講義中、許可なく講義内容の一部、およびすべてを複製、転載または撮影、配布、印刷など、第三者の利用に供することを禁止します。
*やむを得ない事情により、日程・内容等の変更や中止をする場合があります。
*その他、お申込みについてご不明な点は、下記へお問い合わせください。

●Zoom推奨環境
*事前にアプリのインストールをしておくと、スムーズにご受講できます。
*ご利用機器の推奨環境・通信環境をご確認ください

主催:地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)

人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL:044-819-2033
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