材料・設計から考えるソフトロボット入門
~身体の動きと調和する「やわらかい製品」作りをめざして~

人手不足が深刻化するなか、医療・介護・福祉だけでなく、スポーツや下水管検査など様々な現場で、人と安全に関わるソフトロボット(柔らかいロボット)の導入が注目されています。新規の開発や導入を進めるには、まずソフトロボットならではの視点、「柔らかい仕組み」を理解し、実際の「実装イメージ」を具体的に捉えることが不可欠です。本講座では、従来の硬いロボット(機械工学・メカトロニクス)との違いを分かりやすく対比 。人工筋肉などのアクチュエータ(駆動装置)や柔軟センサーといった最新の要素技術の理解にスポットを当て、最先端の研究に携わる講師が、実例とデモを交えて丁寧に解き明かします。

日時
令和8年11月6日(金) 13:00~17:00
開催場所
ロボリンク
(神奈川県藤沢市藤沢559番地)

募集人数
30名(先着順)
対象者
新規事業開発、ロボット導入検討、R&D(研究開発)などの企業担当者様
ご受講の皆様へ
「 柔らかさ」を積極的に活用するソフトロボティクスの研究が世界的に広がり、ロボット工学の一分野として確立されてきました。ロボットが人や環境と直接接触して多様な仕事を行うことが求められる中で、安全性や適応性を実現する柔らかさの重要性はますます高まっています。また、単に柔らかい材料を使うことにとどまらず、材料や構造そのものに動きや環境への適応といった機能を持たせ、従来ソフトウェアや制御が担ってきた機能の一部を「身体」に組み込むこともできます。ものづくり企業が集積し、新しい技術や産業を生み出してきた藤沢で、ソフトロボティクスの考え方を地域の皆様と共有できることを楽しみにしています。
本講座が、藤沢から新たなものづくりや技術開発が生まれるきっかけとなれば幸いです。
奥井 学 氏
(中央大学 理工学術院 准教授)
内容
| スケジュール | 講義 | 概要 | 講師 |
|---|---|---|---|
| 13:00-14:00 | ソフトロボットの新しいアーテキクチャと運動学習 | かたいロボットとやわらかいロボットの設計思想のちがいを紹介しながら,インフレータブル構造のヒト型ロボットや,やわらかいロボットの制御における機械学習の利用例などを紹介する. | 新山龍馬 氏 (明治大学 理工学部 准教授) |
| 14:10-15:10 | ソフトロボットを動かす~人工筋肉とウェアラブル応用~ | 人工筋肉などの新規アクチュエータ技術を基盤として,ウェアラブル支援や力覚提示への応用を紹介し,やわらかいロボットの実装と設計の考え方を解説する. | 奥井学 氏 (中央大学 理工学術院 准教授) |
| 15:10-15:30 | デモ | 講師が実際にソフトロボットを動かして紹介します。 | 各講師 |
| 15:45-16:45 | ソフトロボットのこれまでとこれから | 80年代固いロボットからの展開,医療応用,細径人工筋ベンチャー,文科省プロジェクト等を踏まえて、これから(パワーソフトロボット,深層生体模倣,等)について私の研究を例に紹介する. | 鈴森康一 氏 (福島国際研究教育機構パワーソフトロボティクスユニットリーダー・東京科学大学名誉教授) |
受講料
¥13,000(税込/テキスト代・デモ体験費含む・領収書発行可)