人工細胞膜システムGの研究の成果が学術誌「HardwareX」に掲載されました!

人工細胞膜システムグループ研究員らが執筆した論文がHardwareX誌に掲載されました。

  • 掲載誌:HardwareX(June 19, 2024 Volume 19, e00545 
  • 論文:Open-source and low-cost miniature microscope for on-site fluorescence detection
  • 著者:Michio Kawai, Haruka Oda, Hisatoshi Mimura, Toshihisa Osaki, and Shoji Takeuchi
  • 研究成果のポイント:
  • 生体試料をオンサイトで蛍光検出する研究が多く行われる中、小型で安価な蛍光イメージャを研究者が自ら作製することは必ずしも容易ではない。そこで本論文では、RaspberryPiを用いたオープンソースの小型蛍光イメージャの設計・作製方法とその性能について報告した。小型蛍光イメージャは、19.2×13.6×8.2cm3の大きさで、500USドル以下で作製でき、またさまざまな用途・ニーズに合わせてカスタマイズできる。12.3メガピクセルカメラと広角レンズにより、21×15 mm2の視野を高解像度で撮影する性能を持たせた。この小型イメージャは、蛍光によるオンサイト物質検知を目指す研究において、汎用ツールとして役立つと考える。

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