品質工学フォーラム in 神奈川 2021
テーマ:「ものづくりの現場で活かせる品質工学」
品質工学は、田口玄一博士が創られた、製品開発および技術開発の効率化、生産性の向上、市場でのトラブルを最小にするように品質をつくり込む汎用的な体系的方法論です。
従来のやり方よりも、
(1)短い期間と安い費用で製造でのトラブルや市場クレームを防ぐこと
(2)現場の装置で誤差原因が影響しないような条件を小規模実験で見つけること
(3)品質のばらつきを金額で示し合理的な工程管理を行うこと
(4)工程や設備の状態を早く的確に把握し予防保全・診断のレベルを上げること
(5)シミュレーションで設計を行う試作レス開発を実現させること
などの適用効果が図れます。
しかしながら、品質工学を企業で実践した技術者からは「実践してみても意図とした効果が得られなかった」、また初心者からは「いざ実践しようとすると難解で手が出なかった」などの声を聴きます。これは、品質工学が技術そのものを評価する「評価の学問」の要素も含むことや、「汎用技術」であることが要因していると考えます。
今回、品質工学のベテラン実践者に、企業における品質工学と適用事例より、実践のノウハウやその効果をご講演いただきます。聴講者の皆様には「うまい品質工学の活用の仕方」をご理解いただき、個別の技術課題へものづくりの現場で品質工学を活用していただきたいと存じます。
開催方法 |
ライブ配信型 Web会議ツール「Zoom」によるオンライン開催 ※本イベントは、Zoom(Webinar)を利用して開催します。お申し込みいただいた方に、アクセス用のURLとパスコードをメール送付いたしますので、そちらを使用しご参加下さい。 |
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開催日時 | 2021年03月17日(水) 13:00~17:10 |
定員 | 30名程度 |
参加費 | 無料 |
応募締め切り | 2021年03月15日(月) |
主催 | (地独)神奈川県立産業技術総合研究所 |
共催 | 神奈川品質工学研究会 |
プログラム
13:00~13:05 | 開会あいさつ |
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13:05~14:05 |
講演1「儲かる品質工学のすすめ ~考え方と現場適用事例~」
講師:細井 光夫 氏((株)小松製作所) |
14:05~15:05 |
講演2「松浦機械における品質工学の適用とその効果」
講師:天谷 浩一 氏((株)松浦製作所) |
15:05~15:15 | 休憩 |
15:15~16:15 |
講演3「中小企業への品質工学の支援の課題」
講師:吉野 節己 氏(三宝化学工業(株)) |
16:15~17:00 |
総合討論「経験者が語る上手な品質工学の使い方ー現場問題の効率的な工学的解決方法ー」
講師:司会:高橋 和仁((地独)神奈川県立産業技術総合研究所) |
17:00~17:10 |
閉会あいさつ
講師:近岡 淳 氏((有)近岡技術経営研究所) |
17:10~18:00 | オンライン懇親会 |
問い合わせ先
地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所担当窓口: 情報・生産技術部 高橋 和仁
TEL : 046-236-1500