プロジェクト研究 活動紹介

フォーラム概要  プロジェクト研究は、戦略的研究シーズ育成事業を起点とする3段階のステージゲート方式により、長期間にわたる研究の進捗管理を適切に行っています。

・戦略的研究シーズ育成事業の中から成功の目途が得られたものについて、実用化に向けた応用研究を実施する「有望シーズ展開事業」
・早期実用化の可能性の高いものについて、企業等との共同研究の実施、提案公募型の競争的資金の活用等により、成果展開を図る「実用化実証事業」
・実用化実証事業における研究を基盤とした評価法開発と開発した評価法のデファクトスタンダード化など標準的評価方法として普及することを目指す「国際評価技術サービス提供事業」
の活動状況をご紹介します。
発表形式 電子資料活用型
講師・発表者 ■【有望シーズ展開事業】腸内細菌叢プロジェクト腸内環境制御グループ
福田 真嗣(腸内環境制御グループリーダー)
 本グループでは、難培養性腸内細菌の培養技術の開発や、健康や疾患に関わる腸内細菌に対する特異的抗体を作製することで、腸内環境を適切に制御する新たな健康維持、疾患予防・治療基盤技術の創出を目指します。
研究の推進により、腸内環境を標的とした創薬やサプリメント、機能性食品といった、新たな医療・ヘルスケア産業の創出が期待されます。

■【有望シーズ展開事業】貼るだけ人工膵臓プロジェクト(★2021年2月19日 RINK FESTIVAL2021資料の再掲載)
松元 亮(プロジェクトリーダー)
 糖尿病に対するインスリン治療においては、長期的な血糖管理、低血糖の回避、患者に及ぼす身体的・心理的負担などの多くの課題(アンメットメディカルニーズ)があります。本プロジェクトでは、これらの課題解決に貢献する技術として、生体由来材料や機械を一切用いない水溶性高分子ゲルによる自律型のインスリン供給機構とマイクロニードルパッチを融合することによる「貼るだけ人工膵臓」の開発に取り組んでいます。

■【有望シーズ展開事業】次世代機能性酸化物材料プロジェクト
東 正樹(プロジェクトリーダー)
 本プロジェクトでは、これまでに培った革新的な環境調和機能性材料に関する技術的シーズをさらに発展させ、巨大負熱膨張材料の産業化と樹脂複合体による熱膨張制御技術の確立と普及、強誘電強磁性体を用いた超低消費電力磁気メモリの実現、非鉛圧電体・反強誘電体の開発、の3つの目標に向かって研究を展開していきます。

■【有望シーズ展開事業】再生毛髪の大量調製革新技術開発プロジェクト(★2021年2月19日 RINK FESTIVAL2021資料の再掲載)
福田 淳二(プロジェクトリーダー)
 毛髪再生医療は、従来の植毛治療では難しいと考えられていた「毛髪の総本数の増加」を可能とする画期的な治療法です。本プロジェクトでは、毛髪再生医療に必要な「細胞の増殖」「移植組織の作製」「精密移植」という3つの技術の確立と、ヒト細胞を用いた概念実証の達成により、毛髪再生医療の実現を目指します。

■【実用化実証事業】人工細胞膜システムグループ
竹内 昌治(グループリーダー)
 本グループでは、将来の新薬開発の加速と病因究明に役立つ技術を生み出すため、細胞表面の細胞膜において細胞内外への物質・エネルギー・情報の伝達というとても大切な役割を担っている膜タンパク質の機能を、現在用いられている手法よりも高速に解析できるマイクロチップの研究・開発に取り組んでいます。さ らに、膜タンパク質の機能を利用した細胞膜センサの研究・開発も進めています。

■【実用化実証事業】次世代医療福祉ロボットグループ
下野 誠通(グループリーダー)
 本グループでは、人とロボットとの身体的な接触に必要な優しく柔らかな動作を実現するため、力触覚(ハプティック)技術実装に適する新たなアクチュエータ技術の開発に加え、力触覚基盤技術、モータ制御技術および生活支援応用技術を結集し、超高齢社会に必要とされる医療・福祉・介護を支援する実用的な次世代支援ロボットの開発を行います。

■【国際評価技術サービス提供事業】食品機能性評価グループ
阿部 啓子(グループリーダー)
 ますます進む高齢化や様々なストレスに晒される現代社会において、心身ともに健康で豊かな生活を維持することが求められています。本グループでは、神奈川県内の企業や公設試験研究機関と連携を図りながら、ニュートリゲノミクス(栄養遺伝子科学)を用いた科学的根拠に基づいて、未病の状態からより健康的な状態へ近づけていくための食品や化粧品等の機能性評価を行う国際評価機関の構築を目指します。

問い合わせ先 (地独)神奈川県立産業技術総合研究所 研究開発部
電話:044-819-2030

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