PLCとデータ連携

開講日時
●2026年 2月 24日(火) 9:30~16:30
●2026年 2月 27日(金) 9:30~16:30
募集人数
15名、先着順にて承ります
●申込締切 2/13(金)
対象者
* 設備・装置を製造している企業エンジニアや関係者の方
* 設備の使用効率・生産の最適化をお考えの企業経営者の方
* DXやCPSについて知りたい・実践したい中小企業の技術者の方
開催場所
会場
1日目(2月24日)のみ、オンライン参加も可能
かながわサイエンスパーク内講義室(川崎市高津区坂戸3-2-1)
Map・アクセス詳細はこちら
- JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車 シャトルバス 5 分
- JR 新横浜駅より東急バス(有料)直行「溝の口駅」行き30 分 「高津中学校入口」下車徒歩3分 東急バスのアクセスはこちら
※感染症対策を実施の上で開催いたします。 感染症対策の詳細はこちら
受講料(消費税込み)
21,000円
カリキュラム内容と日程
| 2月24日(火)(会場 または オンライン:Zoom) | ||
| 9:30- 11:00 11:00- 12:30 | 製造DX(デジタルトランスフォーメーション)と第4次産業革命 1) デジタルトランスフォーメーション 2) 第4次産業革命 3) サイバーフィジカル生産システム データ利活用のためのIoTとデジタルツイン 1) ものづくりの全体最適化とデータ 2) IoTによるデータ収集 3) デジタルツインを用いたシステムの見える化・分析・予測・全体最適化 | 髙橋 宏治 氏 職業能力開発 総合大学校 名誉教授・ 特定教授 |
| 13:30- 15:00 15:00- 1630 | システム・オブ・システムズと創発によるシステム構築 1) 自動制御から自律制御へ 2) システム・オブ・システムズと創発 3) 臨機応変なものづくりシステムの制御 データ連携によるものづくりの自律的全体最適化 DX推進スキル/AI導入/デジタルガバナンス・コード実践、 2030 Vision for Industrie 4.0/Industry 5.0 1) マスカスタマイゼーション・変種変量生産 2) 止まらない工場=故障代替・予知保全・データ連携、生成AIなどAI技術導入ユースケース 3) 今後の発展 | 髙橋 宏治 氏 職業能力開発 総合大学校 名誉教授・ 特定教授 |
| 2月27日(金)(会場のみ、PC持参) | ||
| 9:30- 11:00 11:00- 12:30 | OPC UA概要 - 情報モデルの詳細 1) OPC UAの基礎と第四次産業革命における位置づけ 2) 情報モデルとServiceの概要 3) AddressSpaceとNode構造の詳細 OPC UA演習 - 情報モデルの設計と作成 1) Companion Specificationの活用手法と適用プロセスの概要 2) 独自情報モデルの検討手法とデータシート作成(Excelを用いた演習) 3) モデリングツールによる独自情報モデルの作成と検証 | 生野 雷人 氏 (株) Empress Software Japan 技術部 |
| 13:30- 15:00 15:00- 1630 | PLCによる生産現場情報の収集 - 解説 1)工場の生産設備とPLCの概要 2)PLCによる生産現場情報の収集の概要 3)PLCによる生産現場情報の収集の詳細(国際標準であるOPC UAも交えて) PLCによる生産現場情報の収集 - 演習 1)情報収集の対象となるシステムの理解 2)情報収集の対象のデータモデル作成演習 3)情報収集の対象からのデータ収集演習 | 茅野 眞一郎 氏 早稲田大学 IONL 嘱託研究員、 武中 俊樹 氏 早稲田大学 IONL 嘱託研究員 |
本コースのねらい
生産現場でのネットワークの普及とIoT技術の活用により、各種設備・装置のデータが容易に集められるようになりました。さらに各種センサー・アクチュエーターなどのフィールド機器からも様々なデータを収集し、製造工程における環境データも併せて加工している部品などに付加し、製品と一体化して最終データとして提供可能となりました。しかし、フィールド機器は多種多様で、そのデータをいかにPLCで収集し、さらに上位の管理層に渡すかが課題であります。
本講座では、まずサイバーフィジカル生産システムについてその概要と現状を学習します。サイバーフィジカル生産システムにおけるフィールド機器のデータのやり取りをPLCを用いて集めるための基礎的知識と基本技術について講義し、各種場合による収集のためのPLCプログラムを学習します。また、PLCと上位管理層、あるいはほかのPLCなどのコントローラとの間でのデータ連携においては、国際標準化技術OPC UA(IEC 62541)を学習します。
OPC UAは、つながる工場におけるデジタルデータを共通仕様の情報モデルにより表現し、設備間・工場間でのデータ連携、連携にともなうセキュリティの確保も可能にする国際標準です。本講座では情報モデルを中心にOPC UAの各コンセプトを理解し基礎を習得します。特にOPC UAの情報モデルについて理解し、生産システムにおけるデータはばらばらのものではなく、オブジェクト指向により構造化されたデータとして捉え、生産システムの中ではこのデータモデルに基づいてデータの流通と共有をデモ装置を使って体験します。
生産データを効率的に収集し効果的に分析し生産の最適化に活用するためには、AI・データサイエンスの技術を活用するとともに、データ収集や連携のための共通の形式、すなわちデファクトである国際標準を使用することがもっとも有効です。本講座では、生産データの活用と生産システムの最適化の全体概念としてフィジカル生産システムについて学習し、データ連携に使われる2種類の国際標準化技術、OPC UA(IEC 62541)とFDT(IEC62453)について学習します。
OPC UAは、つながる工場におけるデジタルデータを共通仕様の情報モデルにより表現し、設備間・工場間でのデータ連携、連携にともなうセキュリティの確保も可能にする国際標準です。本講座では情報モデルを中心にOPC UAの各コンセプトを理解し、演習も実施し基礎を習得します。
皆さまのご参加をお待ちしております。
主催
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
後援・協賛
(公社)計測自動制御学会、(一社)日本機械学会、川崎商工会議所、株式会社ケイエスピー
現在募集中の講座
人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL:044-819-2033
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