医学の「常識」に挑んだ医療機器開発~ろ過技術の難治性腹水治療への応用~
本セミナーはKISTECと東京都医工連携HUB機構が合同で開催いたします。
ー募集を終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。ー
日時
10月29日(月)13:30~16:40
会場
日本橋ライフサイエンスハブ「COREDO室町3」8階 A会議室(東京都中央区日本橋室町1-5-5)
定員
120名
受講料
無料
本講座のねらい
がん患者には、がん性の腹膜炎に伴い、過剰な水分が腹腔にたまり、肺の圧迫による呼吸機能障害、消化管の圧迫による食欲低下に苦しんでいる方がいます。現在の医療では、「がん性腹水を抜くと患者が弱る」という定説があり、患者は我慢を強いられています。
要町病院 腹水治療センター長 松崎 圭祐 先生は、この定説に疑問を持ち、科学的な検証を重ね、腹水ろ過濃縮再静注システム「KM-CART」を開発しました。医療従事者からみた医療機器産業の実情と開発エピソードをお話いただきます。北里大学医療衛生学部医療工学科 准教授 小久保 謙一 先生からは血液浄化技術の基礎を説明いただき、医工学の観点から「KM-CART」への理解を深めます。臨床現場から生まれたイノベーションの事例を学ぶ機会として是非ご参加ください。
プログラム
時間 |
講座内容 |
13:30-13:40 |
事業紹介 |
13:40-15:10 |
基調講演 |
松崎 圭祐 氏 要町病院 腹水治療センター長 (ご経歴) 外科認定医、専門医。消化器病専門医、指導医。 2016年より、産学官共同創薬研究プロジェクト(GAPFREE) に参画。(研究開発課題名:多層的オミックス解析による、がん、精神疾患、腎疾患を対象とした医療技術開発。分担研究開発課題名:臨床試料に基づくがん免疫療法剤の評価システムの構築とその応用) |
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15:20-16:00 |
講演 |
小久保 謙一 氏 北里大学医療衛生学部医療工学科 准教授 (ご経歴) 日本血液浄化技術学会(理事、学術委員長)、日本人工臓器学会(評議員)など。 |
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16:00-16:40 |
総合討論/質疑応答 |
[モデレーター] |