RoHS/REACHに対応する自律的マネジメントシステムの構築コース 導入編
※本コースは定員に達したため、お申込みを締め切らせていただきました。沢山のご応募ありがとうございました。
日時
2019年 7月 11日(木) 13:00~17:00
募集人員
100名(先着順にて承ります。)
受講料
2,000円(税込)
対象者
企業における化学物質規制対応の実務担当者、社内教育、情報伝達のご担当者
特に
・本質を理解しないまま実務対応に追われている担当者
・法規制の仕組みを整理したい新任担当者
・これから自社で取り組みを始めたい方など
開催場所
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター (江東区青海2-4-10)
◆ゆりかもめ「テレコムセンター」駅前
◆りんかい線「東京テレポート」駅下車 徒歩15分(無料送迎バス朝夕のみ5 分)
>> Mapはこちら(外部HPに飛びます)
テーマ『課題から法規制の本質を知る』
ねらい:RoHS指令、REACH規則などの主要法規制の本質を解説、新たな課題としての「リスク対応」を考えます。
海外法規制の考え方を理解することを狙い、解説はEU RoHS指令、REACH規則の基本事項に絞り、詳細事項 は副読本(基礎編)で提供します。「沈黙の春」からの規制潮流、そして2030年目標のSDGsから次の規制を予測できることを狙います。またRoHS指令、REACH規則の本質を理解するために、具体的なテーマを取り上げ、 測定例を踏まえての企業対応を討議し、理解を深めます。
※MTEP(広域首都圏輸出製品技術支援センター)とは、1都10県1市の公設試験研究機関が連携し、海外規格に関する無料相談や情報提供などの海外展開支援を行っている共同運営事業です。導入編は東京都MTEP(都産技研)と神奈川県MTEP(KISTEC)の共同開催です。この他のMTEPセミナーはこちら
プログラム
時間 | 内容 | 講師 |
13:00~13:05 | オープニング | |
13:05~13:50 (45分) | (1)規制の潮流から本質を探る 沈黙の春、アジェンダ21、WSSDそしてSDGsへ |
(一社)東京環境経営研究所 執行理事 岩田 茂樹 氏 |
13:55~14:40 (45分) | (2)世界のデファクト規制を知る EU REACH規則とRoHS指令の重要事項の解説 |
(一社)東京環境経営研究所 執行理事 山本 竜哉 氏 |
15:00~15:45 (45分) | (3)新たな規制物質、化学物質のリスクを理解する 新たな規制物質の動向とその用途 |
(地独)東京都立産業技術研究センター 副主任研究員 萩原 利哉 氏 |
15:50~17:00 (70分) | (4)リスクの演習 RoHS指令のリスク評価 製品リスクの考え方の説明後に演習(グループ演習) |
(一社)東京環境経営研究所 理事長 松浦 徹也 氏 |
※終了後、個別相談会および装置見学会を開催いたします(事前申込要)
受講特典
ご受講された方全員に副読本を進呈いたします。
カリキュラム編成者からのメッセージ
企業にとって順法は最大の経営課題です。ただ、環境関連規制への順法 は「リスクベース」で、かつ自社工程だけでなく商品の使用、廃棄後まで「ライフサイクル全般」について考慮することが求められます。基準は企業が自ら設定しなくてはなりません。一方、EU RoHS指令やREACH規則の要求事項は変化しています。EUを先行モデルとしているアジア諸国も規制強化をしてきており、EU同様に要求事項は改定されています。これらの変化、変更は時期や内容が異なるため、企業はその対応に追われています。個々の法規制を見ると課題が増えてきます。世界で起きている法規制はルーツがあり、一定の流れがあり、この流れを理解すると、課題が整理され、次の変化も予測できてきます。
今年度も、企業において求められる担当者の育成を支援いたします。「基礎知識を持ち」「本質を理解し」「変化を知る」ことは、担当者が自ら考えられるようになるために必要なスキルです。具体的な課題をテーマにして講義と演習を通して、リスクマネジメントに必要な判断力を養います。最終的には、法規制の変化に揺り動かされることがないリスクベースの自律的マネジメントシステムを構築し、運用することが目的です。
導入編では、本質を理解しないまま日常業務対応に追われている担当者や法規制の仕組みを整理したい新任担当者を対象とします。副読本を充実させて、講座は基本的な考え方、本質をご説明するに止めて、喫緊の課題をテーマにして規制の本質と企業対応の理解を深めるようにします。
質疑応答、個別相談の時間も設けておりますので、技術・経営の両面から専門家のアドバイスを受けられます。多数のご参加をお待ちしております。
一般社団法人 東京環境経営研究所 理事長
一般社団法人 産業環境管理協会 技術参与
松浦 徹也 (中小企業診断士・環境計量士)
~2019年秋、応用編、実践編を開催予定~
実務で活かせる応用編、実践編を併せて受講することをお勧めします。
<応用編> 10月末頃(予定)
顧客から問い合わせが多いEU以外のアジアなどの規制動向の解説と法規制の基本のリスクとリスクマネジメントについて、ディスカッションで考えていただ きます。
<実践編> 11月末頃(予定)
リスクベースでのマネジメントシステムの構築、既存マネジメントシステムの統合の進め方を説明します。CASを構築するうえで、必要となる法規制、情報伝達スキーム(ケムシェルパ)などをご説明します。また、自社システムを構築する上で、他社の考え方を知りたいものです。先行企業の事例発表や事例検討などを参考に、自社の取り組みを具体化していただけるようにします。
後援・協賛(一部申請中)
(公社)環境科学会 (公社)電気化学会 (一社)電子情報技術産業協会 (一社)表面技術協会 (株)ケイエスピー
主催
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター(都産技研)
お問い合せ
TEL : 044-819-2033 FAX : 044-819-2097
E-mail:ed@newkast.or.jp