【延期】不具合・故障解析実務セミナー R2
ご案内
今年度はオンラインで開催する運びとなりました。
日時
2020年7月2日(木) ~3日(金)
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、延期いたします。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
開催場所
かながわサイエンスパーク内 講義室 (川崎市高津区坂戸3-2-1)
◆ JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車
シャトルバス 5 分
>> Mapはこちら
◆ JR 新横浜駅より東急バス(有料)直行「溝の口駅」行き30 分
「高津中学校入口」下車徒歩3 分
>> アクセスはこちら
対象者
ものづくりに携わる企業の方で、たとえば、以下のような方にお勧めします。
・ 製品の不具合対応に日々悩んでいる(がどうしてよいか分からない)
・ 不具合対応をその場しのぎとせず、品質向上の機会にしたい
・ 問題発生時の経験を社内で蓄積し、顧客からの信頼度アップにつなげたい
・ 最新の分析装置がどのくらい、不具合解析に役に立つかを知りたい
中小・ベンチャーから中堅・大手まで、職種・役職を問わず、すべての皆さまにご受講いただけます。
定員
20名 先着順にて承ります。
受講者の声
「受託分析業をやっているが、これまでは、いつもただお客様の指示に従って分析するだけだった。不具合の背景や仮説を立てることの重要性が分かって良かった」(受託試験、中小)
「想定外のトラブルは実務の中でも発生することがあるので、そのような状況になった時の対応として今回の講義は大変参考になった。不具合対策の経験(フロー)を社内に仕様として蓄積(ストック)する項目についても参考になった」(精密機器、大手)
「問題解決のプロセスが分かりやすく大変良い。自分がこれまで行ってきた内容と合わせて考え、何が抜けていたか改めて気が付いた」(製造、中小)
「短期間でたくさんの機械に触れ、多くの知識を学ぶことができた」(化学、大手)
「各分析機器の特性が理解できた。依頼したい時の相談しどころが理解できた。試料品取得など課題が見えた」(電子部品、中小)
「分析装置ごとに担当の研究員の方が付き、解析事例も含めた説明と、質疑応答まで対応していただけたので、普段自分が使っていない装置でも使い方等が想像しやすかった」(品質管理、大手)
「分かりやすい資料と説明に加え、班分けの実習がじっくり聞けて良かった」(自動車部品、大手)
「今まで関わることのなかった分析装置に関わることができ、実際に見ることで何ができるのか理解できた」(加工装置、中小)
受講料
全日程 | 1日受講 | ||
A 一般 | 30,000円 | 16,000円/日 (7/2のみ) |
|
KISTECパートナー及び神奈川県関係割引 |
B KISTEC パートナー団体会員 C 神奈川県内中小企業* |
24,000円 | |
D C以外の神奈川県内企業 |
27,000円 | ||
E 神奈川県内在住の個人の方 |
*神奈川県内中小企業とは・・・本社または事業所が神奈川県内にあり、資本金が3億円以下または企業全体の従業員数が300名以下の企業
カリキュラム日程および講義内容
今年度はオンラインで開催する運びとなりました。
時間 | 講義内容 |
13:00-13:20 |
オリエンテーション 本セミナーの狙いと進め方 不具合対策を「雨降って地固まる」にするために/ 「ロジカルに進める」 + 「証拠をもって進める」/肌で感じる(実際に経験する。「百聞は一見にしかず」) |
13:20-13:30 |
KISTECの紹介と活用テクニック KISTEC 組織紹介 |
13:30-14:50 |
不具合・故障解析を進めるための基本 ~ 「 そもそも」から考える 早く! できれば安く! とにかく前に進む! |
15:05-16:00 | 解析事例の紹介 |
16:00-16:40 | ラボツアー(分析装置見学) |
16:40-17:00 | 質疑応答 |
|
|
時間 | 講義内容 |
10:00-10:45 |
不具合解析で活躍する分析装置の紹介 |
11:00-16:00 |
分析装置の実演 ・ 走査電子顕微鏡 (SEM) 不具合解析に欠かせない代表的な分析装置を実際に用いて、実演・実習形式で、仮説検証としての分析を行い、不具合の原因に迫ります。1班5名程度の少人数制により、経験豊富なスタッフとの対話を通じ、現場で起こっている不具合・故障の解析を前へ進めます。 |
16:15-16:45 |
質疑応答 |
講師・指導:KISTEC事業化支援部業務改革担当部長 阿久津康久
KISTEC川崎技術支援部
受講のお誘い ~ トラブルの無いものづくりはない 阿久津 康久(KISTEC 事業化支援部業務改革担当部長)
かつて大量生産・大量消費を支えてきた製造現場の多くは海外転出に活路を求め、一方、国内で事業を継続するものづくり企業は、環境規制強化やナノレベルの微細化、IoT 活用など様々な要求に対応し、顧客に選ばれ続けることが存続の前提となっています。しかし、差別化・高品質の追及に行き着く先が見えないいまこそ、得意とする加工技術だけにとらわれず、一度、ものづくりのあり方自体を再構築することに成長の鍵があります。
本セミナーは、トラブルを前にただ立ちすくんだり、その場しのぎで先送りせず、見通しを立て、現場で起こっている不具合・故障の解析をとにかく前へ進めるための実践的な学びの場として設定しました。問題の定量化や仮説の構築など、いくつかのステップを経て、再現試験による問題終結(ファイル・クローズ)までの過程を、具体的なイメージとして共有します。
受講後、現場で起こるトラブルを社内と顧客の理解共有による品質向上の機会としてとらえ、ポジティブな経験の積み重ねによる社内体質の改善と対外的な信頼獲得までを見通せることを、最終的な目標とします。今回は、この過程を『早く、できれば安く』進めるために、KISTEC のような『公設試験研究機関』を上手に活用する方法を合わせて解説します。
トラブルの無いものづくりはありえません。不具合・故障を起点に、品質向上のプロセスを問い直すことからはじめ、製造・品質管理・営業を含めた「作り手」の考え方を変える・・・。将来に通用するトラブル対応の基礎固めとして、本セミナーをご活用ください。
お申込みはこちら
今年度はオンラインで開催する運びとなりました。
主催
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所
後援・協賛(一部申請中)
川崎市工業団体連合会 (一社)日本分析機器工業会 川崎商工会議所 (株)ケイエスピー