血液や尿から簡単に癌の診断マーカーを検知~小規模なかかりつけ医院などでの診断を目指して~
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(神奈川県海老名市、理事長 馬来 義弘)の藤井 聡志 研究員は、国立大学法人 東京大学 生産技術研究所(東京都目黒区駒場、所長 岸 利治)の竹内 昌治 教授と共同で、血液や尿から癌の診断マーカーであるマイクロRNAを簡便に検知する技術を開発しました。
【ポイント】
【概要】 マイクロRNAは血中や尿中に含まれており、ある配列のマイクロRNAは癌患者で増減していることが知られています。このため、特定のマイクロRNAをモニタリングすることで癌の早期診断が可能になると言われています。
本研究成果は、2018年8月9日(木)(米国東部時間)にアメリカ化学会Analytical Chemistry誌に掲載されました。 論文名:Purification-Free MicroRNA Detection by Using Magnetically Immobilized Nanopores on Liposome Membrane 著者:S. Fujii, K. Kamiya, T. Osaki, N. Misawa, M. Hayakawa, and S. Takeuchi |
■記者発表資料